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目黒区休日診療所

目黒区休日診療所

令和4年2月1日 発行

皆さんは目黒区休日診療所をご存知ですか?目黒区医師会では、目黒区役所が区内3か所に設置した目黒区休日診療所を運営しています。具体的には、鷹番休日診療所(電話03-3716-5311)、中目黒休日診療所(電話03-5721-6110)、八雲休日診療所(電話03-5701-2492)の3か所です。それぞれの場所は、鷹番休日診療所が目黒区医師会別館1階、中目黒休日診療所が目黒区総合庁舎別館1階、八雲休日診療所がパーシモンホールに隣接した1階にそれぞれ位置しています。受付時間は、鷹番休日診療所は、土曜日が17時~21時30分、日曜日と祝日が、9時~11時30分と13時~21時30分。中目黒休日診療所と八雲休日診療所は、日曜日と祝日の、9時~11時30分と13時~16時30分が原則です。

休日診療所の利点は、(1)医師会員約20名による輪番制であり、仮に担当医の誰かが都合が悪い場合には別の医師が担当するため、結果的に休診がないこと、(2)受付事務、看護師ともに経験豊富な熟練したスタッフが多く安心感があること、(3)それぞれの休日診療所に隣接して院外薬局があり、処方された薬の入手が容易であること、(4)電話による医療相談が可能であり、また近隣の医療機関の情報も得られること、(5)最近、患者数が多くないため、待ち時間が少ないこと、(6)必要に応じて発熱外来等の対応が可能であること、等が挙げられます。

昨今のコロナ禍の影響もあり休日診療所の運営方法は柔軟に行っています。以前は休日診療所を上記3か所運営していましたが、その後、鷹番休日診療所と中目黒休日診療所の2か所で運営し、八雲休日診療所は年末年始や大型連休の時のみ運営していた時もありました。この原稿を書いている令和3年12月の時点では、鷹番休日診療所と八雲休日診療所の2か所で休日診療を運営しています。なお、中目黒休日診療所では、状況により発熱外来を実施しています。ちなみに令和3年の年末から年始にかけては、中目黒休日診療所で午後の発熱外来を実施予定です。なお診療内容は新型コロナ+インフルエンザ迅速抗原検査および処方です。

皆さんご存知のように日本では現在、新型コロナウイルス感染症の第5波がほぼ収束しています。目黒区内での月別新型コロナ感染者数も令和3年7月の3424人をピークにその後は急速に減少しました。しかしながら今後オミクロン株の蔓延等が生じた場合、第6波が始まる可能性があります。従って今後の状況によっては、休日診療所等で新型コロナのPCR外来等も実施する必要が生じるかもしれません。実際、目黒区医師会では令和2年4月から令和3年10月までの間、新型コロナのPCR検査の外来を運営し、5954名の検査を実施しました(陽性者589名、9.9%)。なおこの間、目黒区内の全医療機関で実施した新型コロナのPCR検査数は62494名でした(陽性者7302名、11.7%)。

休日診療では、新型コロナに限らず、インフルエンザや小児の発熱疾患等多くの患者さんのニーズがあります。目黒区医師会と目黒区休日診療所が地域住民の方々の健康維持に少しでも役に立てれば幸いです。

(W・H記)

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